ナフサ不足によるポテチの白黒パッケージ発売と売上の影響

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ナフサ不足によるポテチの白黒パッケージ発売と売上の影響
ネットで話題になった、カルビーのポテトチップスの白黒パッケージ。実際に複数のシリーズと、ポテチ以外のカルビー製品も白黒印刷で発売されたものを買ってみました。

そして発売からある程度時間が経ち、白黒パッケージの評価はどうだったのか、などのデータも出てきたようなので記事としてまとめました。

なぜポテチの袋が白黒に?背景にある「ナフサ不足」

ナフサ不足によるポテチの白黒パッケージ発売と売上の影響
2026年5月、カルビーは「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」などの主力商品において、パッケージの印刷に使用するインクを大幅に削減し、白黒の2色に変更する措置を発表しました。

石油精製品「ナフサ」の調達難による対応が白黒印刷

中東情勢の緊迫化などを背景に、プラスチックやパッケージ印刷用インク・溶剤の基礎原料となる「ナフサ(粗製ガソリン)」の価格高騰や供給不安定化が発生しました。

ナフサ不足によるポテチの白黒パッケージ発売と売上の影響
ナフサ不足によるインク不足を理由に、インクの使用量を極限まで抑える「白黒パッケージ」が導入され、全国の小売店で白黒のパッケージのポテトチップスが並ぶとあってネットでは大きな話題となりました。

報道で無料PRが出来て一石二鳥だった?

正直パッケージ向けの原材料を節約しつつ、全国的なPRにもなる一石二鳥の策略かと思っていました。というのも、カルビー以外では白黒パッケージを導入しているメーカーはなく、またカルビーもすべての商品を白黒パッケージにしたわけではないからです。

実際の白黒パッケージ

ナフサ不足によるポテチの白黒パッケージ発売と売上の影響
実際に店頭に並んだ白黒パッケージのポテトチップスを買ってみました。主力商品の3フレーバーが白黒になっていました。サイズ違いでビッグバッグサイズも白黒パッケージになっていました。

このパッケージを見た瞬間思ったのは、何が何だかよくわからない、でした。どれが何味なのかわかりにくいんですよね。これまでいかにパッケージデザインとカラーによって商品の特徴を理解して買っていたんだなぁと再確認できたわけです。

ナフサ不足によるポテチの白黒パッケージ発売と売上の影響
他には堅あげポテトも白黒パッケージになっていたので買ってみました。もちろん中身は通常の堅あげポテトと同じ。美味いです。

他にもフルーツグラノーラなどカルビーの商品がいくつも白黒パッケージになっていました。やはりどれもビジュアルはいまいちで、購買意欲は掻き立てられないなと感じていました。

話題性の一方で...売上や購買意欲への影響は?

ナフサ不足によるポテチの白黒パッケージ発売と売上の影響
カルビーのポテチなどが白黒パッケージになってからしばらくして、報道などでは購買意欲は低下し売上も低下したと言われるようになりました。だって他社の製品はナフサ不足でもカラフルで魅力的なパッケージの商品を販売し続けているから、白黒でどんな商品化わかりにくいことが余計悪目立ちしてしまう。

登場当初は、企業の誠実な危機管理や「中身を守るためのナイス判断」としてSNSを中心に好意的な驚きや応援の声が集まりました。

ナフサ不足によるポテチの白黒パッケージ発売と売上の影響
ナフサ不足が徐々に解消されていくことで、段階的に白黒パッケージをやめて元に戻していくとのことですが、話題性はあっても売上はかなり微妙だったのではないかと考えても不思議ではありません。

非常事態の中で「中身と安定供給」を最優先するために生まれた白黒ポテチ。ポテトチップスの歴史の1ページとして、私たちの記憶に深く刻まれる出来事となりました。